なぜ人は怒りを探すのか。満たされない脳の仕組み

私事ですが、最近アルバイトが非常に忙しくてですね。

スーパーが混むのはわかりますが、
「なんで服屋に来るのよ!!」とイライラしっぱなしでございます。

ついついツイッターで

「GU 行列」
とか
「ダイソー ついで」

とか調べて、
不要不急のものも売る店員さんのツイートを見てしまう日々です。

 
このゴールデンウィーク激混み店舗でお勤めの皆様、

会社の対応に不満が溜まりまくっている皆様、

がんばりましょうね…。

 
そんな生活の中で私が気付いたことというのが、

”怒りを探す”って、疲れるなあ。

ということであります。

 
つらい境遇に共感して癒されているような気がする反面、

元気になった感じはしないです。

 
「みんなもつらいんだから、私もがんばろう!」

とは到底思えません。

 
そんな不思議な感覚を私なりに分析してみます。

 

目次

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コロナで増えた、怒りを探す人たち

昨今のコロナの影響で怒りを探す人が増えたように感じます。

 
会社の対応に不満を抱える匿名アカウントがバズったり、

政府への不満がたびたびツイッターのトレンドになります。

 
数日前に話題になった自粛警察や

陽性判明後に東京に帰った女性への過激なツイートなど。

 
思ったことをツイートするのがツイッターですから
それ自体否定しているわけではありませんが、

私が注目しているのは

その話題を見つけるや否やすげー怒っている人たちです。

 
なんなら私も怒りを探してはすげー怒ってしまうタイプの人間です。

でもなんとなくそれでは人間として終わっているような危機感も感じていました。

 
しかし怒る機会や怒ってしまう人が
コロナによって社会が変わったことによって
すごく増えたように感じます。

 

怒りは二次感情

怒りは二次感情だと言われています。

つまり、

怒りはあくまで表面的な感情で、
その奥に潜む感情があるということです。

 

・心配
・不安
・呆れ
・悲しみ
・残念
・不甲斐なさ

など、元の感情があふれ出て怒りに変わるイメージです。

●参考記事
なぜ女は急に怒り始めるのか~理由編~なぜ女は急に怒り始めるのか~理由編~

 
会社、政府、見知らぬ人の行動にまで怒りを感じてしまうのは、

コロナウイルスがもはや他人事や自己責任で語れるものではないからというのもあるでしょう。

 

自分が罹ったら…、
他人にうつしたら…、
自分は我慢しているのに…、
毎日つまらない…、
お金が不安…、

といったさまざまな元の感情が、

怒りを通して爆発してしまっているのではないのでしょうか。

 

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人が怒りを探す理由

人が怒りを探すのは、

そのような元の感情から目を逸らすためです。

 
悲しみや苦しみを直視するということは、

自分の人生を否定することです。

自分の過去をを全否定するわけですから、
すごくつらいことです。

 
だから怒りでカバーします。

他人に怒りを向けることで自分を守っているともいえるでしょう。

 
しかし、人生をよくするためには否定することは必要不可欠です。

否定して現状を受け入れて行動するから人生がよくなります。

 
本来それが正攻法で最も手早く元の感情を処理できる方法なのですが、

自分が傷つかないために怒りに逃げてしまうので、
泥沼にはまってしまうんですね。

怒るだけでは何も解決法は生み出されないのです。

 
 
具体的には新型コロナウイルスの影響で、
在宅ワークになったり娯楽の種類が減ったりして、

「つまらない」
と感じる人がたくさんいます。

 
その楽しめない人生、感情の動かされない人生を受け入れたくないために
無意識に怒りを探してしまうのです。

 
その結果、

私刑が生まれたり、
スカッとしたり
「ざまあwww」したりする人も現れるのです。

 

怒りを探し続けるドーパミン

脳の仕組みの話をすると、

そのように元の感情から逃げるために怒りを探して、
そして見つけることによってドーパミンが分泌されます。

欲しいものが手に入ったという快感です。

 

「怒り、取ったどー!!
これで悲しまなくて済むぞー!」

といった具合です。

 
しかし怒っただけでは悲しみの根源は消えません。

環境を変えるための行動が伴っていませんからね。

 
そうするともっと悲しくなります。

もっと悲しくなったので、もっと怒りを探します。

このときにも「ドーパミンが手に入る!」というワクワクでドーパミンが分泌されます。

そして怒りを見つけてさらにドーパミンが分泌されます。

 
ドーパミンのダブルパンチ、
そして怒りの悪循環です。

楽しくない人生を受け入れたくない!

現実逃避するために怒りを探すぞ!

怒りみっけ!(ドーパミンドバドバ)

でも人生楽しくない!なんで!?

もっと怒りを探すぞ!(怒りを見つけたら気持ちいいぞドーパミンドバドバ)

怒りみっけ!(ドーパミンドバドバ)

繰り返し

 
 
怒りを探す人はどれだけ怒りを見つけても満足することはありません。

これだけドーパミンが手に入ったのに満足できないのは、

現実を受け入れていないために、
本当に欲しいものは全く手に入っていないからなんですね。

それをカバーするために常にドーパミンに飢えている状態とも言えます。

 

怒りを探しても疲れるだけ

人が元の感情を直視しようとして苦しくなったとき、

元の感情が共感されれば癒されます。

がんばったこと、
悲しいこと、
不安なこと、
怖いこと、

これらを共感しあえば先に進めるのですが、

インターネットは情報過多。

その中にたくさんの怒りも転がっています。

 
怒りで感情にふたをするのはすごく簡単なこと。

だからみんな怒りに共感してしまうんですね。

 
しかし、先にお伝えしたように
怒りじゃなにも解決しない。

ただ無駄にドーパミンを消費して体力を使ってしまうだけになってしまうのです。

 
元の感情に共感が生まれることと、
怒りに共感が生まれることとでは

同じ共感でもこれだけ意味が違ってしまうんですね。

 

怒りを探すのはやめにしよう

悲しみや不安に打ちひしがれているとき、

他人の”悲しみや不安””怒り”を区別することは非常に困難です。

 
悲しみや不安への共感を求めていたはずが、

怒りを手に入れてしまって負のループに入ってしまうことがないように、

 
怒りを探す自分や、

怒りを探して疲れた自分に気づいたら速攻やめましょう。

犬の動画とか見ましょう。

 
そして落ち着きを取り戻したら、
自分の元の感情をじっくり感じて、

自分自身で「がんばったね」「怖かったね」と声をかけてあげましょう。

 
それが正攻法で、
他人の力を借りずに間違いもなく癒しを得られる方法です。

 
おすすめの犬の動画です。



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