【独占欲】苦しい欲はコントロールしよう【支配欲】
「人は努力しないと幸せになれないのか」
という質問をもらったことがあります。
それに対して私の回答としては
「少なくとも努力しないことには
自分の願いはかないません。
でも夢ややりたいことなどの欲望がゼロなら
努力なんてしなくても幸せといえるかもしれませんね。」
ということをお伝えしました。
つまり、
なにも不満がない状況なら
それを幸せといえることでしょう
ということです。
食欲
睡眠欲
性欲
一般的には三大欲求といわれるこれらですが、
もちろんこれ以外にも人間の持つ欲望は
事細かに存在します。
～したい
～されたい
～ほしい
と言い表せるものは
すべて欲望といっても過言ではありません。
恋愛について悩んでいると
つい相手への独占欲や支配欲にまみれてしまって
自己嫌悪に陥ることがあります。
独占欲や支配欲が
いけないもので
なくさなければいけないもの
だと思っているからではないでしょうか。
さて私はこれまで恋愛に関する記事を書く中で、
「自分の欲を捨て去って、
相手を思いやりなさい」
なんてことをみなさんにお伝えしました。
（その文言はすべて削除しました）
これはすこし言葉足らずでして、
正しくは
「自分の欲望を顧みずに、
相手を思いやることを優先しましょう」
ということです。
欲望をゼロにすることは不可能だと思っています。
私がアイドルだったころも含め、
今現在も、
誰かに認められたい、
人気者になりたい
なんて気持ちがあります。
それをゼロにすることは無理です。
そしてそれだけをエネルギーとして
がんばるのではいけないんです。
「我利我利」
という言葉をご存じですか？
口にするとちょっとおかしな響きですが
この意味は
自分さえよければ他人なんてどうなってもよい
自分勝手、自己中心的ということです。
その対義語のような言葉が
「自利利他」です。
相手の幸せを思いやってかけた言葉や行動は、必ず、あなた自身に思いやりとなって返ってくる
ということです。
あなたがサイコパスでなければ
どちらが人としてポイントが高いかは明確ですよね。
結果がすべてなんて言われる社会かもしれませんが、
別の視点から見れば
いい人間こそ、
誰よりもいい結果を残すことができる人です。
でもどれだけ他人を思いやっても、
自分の欲は湧いて出てくるものです。
どこか心の底にひっそりと存在しています。
捨てられないのです。
もちろん欲望はがんばるエネルギーになりますから、
必ずしも抑え込まなきゃいけないものでもありません。
ただしそれで
他人を傷つけたり、
思いやりを失ってはいけませんね。
ですので私たちがいい人間になるためにするべきことは、
欲望をコントロールすることだと思うのです。
ブッダさんだか
お釈迦様だか存じ上げませんが、
そのあたりのお偉いさんたちも
決して
「欲なんて捨てちまえ」
とは言っていません。
「欲に振り回されちゃいかんよ」
「所有することに執着したらいかんよ」
とおっしゃっているのです。
何かを欲しい気持ちだけで
大切なものを見失うなということだと思っています。
そのために必要なことが
いわゆる修行なわけですが、
お寺に顔出さなくとも修行はできると思います。
欲望を抑え込もうとしたり
減らそうとしたところで
どうしたらいいのかわからなくなってしまいますが、
自分以外の人を思いやって行動することが
結果的に自分の欲望をコントロールすることに繋がります。
自分優先ではないので、
欲望をコントロールせざるを得ないですね。
少なくとも誰もが親から生まれたわけですから、
人とのつながりは存在します。
それが職場であれ
家族であれ
友人であれ
名前も知らない店員さんであれ
自分以外の人を思いやることです。
日々それを意識して生活することも
立派な修行といえるのではないでしょうか。
アトラクション的に滝に打たれる必要なんてないと思います。
まずは自分の意識改革が
幸せへの近道ではないでしょうか。
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