2020.04.292020.05.30

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• 人間の心理

トラウマの治し方！？フラッシュバック解消法とは

みなさんのトラウマはなんですか？

交通事故に遭った、
ホラー映画で心臓飛び出そうになった

それを思い出して陥る症状に大小はあれど、
トラウマを持っている人は多いと思います。

私も大きなトラウマから小さなトラウマまであります。

●参考記事
私の性的虐待のすべてをここに記します。私の性的虐待のすべてをここに記します。

 
今回は、嫌なことを思い出してしまうフラッシュバックや、

トラウマの解消法を一緒に考えていきましょう。

 

トラウマとは

トラウマとは、私なりの解釈ですが

”嫌な思い出”

です。

実はすごくシンプル。

 
トラウマという言葉を聞くと、いじめとかDVとか、
心に大きな負担がかかった物事を想像してしまいますが、

それがその人にとってどれだけの負担であったかの
感じ方は人それぞれです。

 
何年もたった今も思い出してしまうという時点で、

その物事はあなたの心に負担のかかる出来事だったのではないでしょうか。

 

フラッシュバック

トラウマを思い出したとき

心臓がドキドキしたり、
汗が噴き出たり、
気分が悪くなったり

することがあります。

これがフラッシュバックです。

 
そのような症状について、

「やればできる！」
「心が弱いからだ！」

などと言う精神論振りかざし野郎がいますが、

そいつは自分を完全無欠だと思っている魔の3歳児から成長していないので無視しましょう。

 
私たちだって嫌な思い出をわざわざ思い出したいわけではありません。

ふとしたことをきっかけに思い出してしまう、
無意識なのです。

 
無意識だからこそ、
ある日を境にフラッシュバックが一切起こらなくなるということは

残念ながら可能性は低いのです。

 

トラウマによって起こる記憶の変化

実は私は学生時代は電車に乗れましたが、
今では電車に乗ることが怖いです。
すっごく緊張します。

失神してしまうからです。

 
学生時代も失神することはありましたが

卒業後電車に乗る機会が少なくなったことでますます

「電車に乗ると失神する」
「周りに迷惑をかけてしまう」

という意識が強まりました。

 
その緊張がさらに失神を招くという悪循環です。

 
どうしてこのような状況に陥ってしまうかというと、

トラウマを思い出すたびに記憶が書き換えられてしまっているんですね。

 
冷静に考えれば、学生時代は電車に乗ると100％失神していたわけではありません。

せいぜい半年に１，２度です。

 
しかし失神した出来事を思い出すたびに
恐怖心が上乗せされていきますから

「電車に乗ると失神してしまう」と、

あたかも乗れば必ず失神するような恐怖心が襲ってくるようになったのです。

 
トラウマに限らず、

記憶は思い出されるたびにそのときの感情が上乗せされます。

過去のいい思い出が事実より美化されていることもありますよね。

 
トラウマの場合、
その記憶が思い出されるたびに恐怖心や不安感が上乗せされます。

それがストレスになって呼吸が浅くなったり、
私のように失神してしまったり、
身体にまで症状が出るようになってしまうのです。

 

トラウマ解消法

トラウマな相手からは逃げてしまうのも一つの手です。

●参考記事
人間関係リセット症候群は対処する必要があるのか疑問に思った話。

 
しかし人ではなく状況を考えた時、

あなたが嫌だなと思っているそれはあくまで過去のことで、

しかも記憶が悪い方悪い方に書き換えられている可能性もあります。

 
この一年間、私はいろんなことから逃げてきましたが、

逃げ続けた結果できないことが増えたのも事実です。

電車に乗れなきゃ遠くの友達とも遊べやしません。

 
じゃあ私が電車に乗れるようになるために
みなさんがトラウマを克服するために

どうしたらよいのでしょうか。

 

対策を練る

どんなときにフラッシュバックが起こるのか、
どんなときに症状が出てしまうのか思い出してみましょう。

 
私でしたら、

電車で失神するときは

・重い荷物を持っている
・厚着をしている
・長時間立っている

ときが多いです。

 
電車に乗ること自体避けるのではなく、
失神が起こる要因を避けるようにすればよいのです。

・重いものを持たない
・厚着をしない

 
しかし満員電車など、
長時間立たざるを得ないこともあります。

 
そのときは失神の前兆である
お腹の不快感に気づいたらすぐに電車から降りられるようにしておくなど、

 
事が起こる前にできることと
事が起こった後にすることまで準備しておくと、

それが心の支えになり
少し勇気を持って物事に取り組めるようになりますよ。

 

深呼吸、脱力

電車に乗ったとき、他人のもめ事を見るのもすごく苦手です。

車内で座ることができて失神の心配がなくなっても、
揉め事が起こるんじゃないかと思うと胸が苦しくなります。

 
そのとき、人の身体はものすごく緊張しています。
体のあちこちに力が入っています。

 
それを手っ取り早く解消できるのが、
深呼吸や脱力することです。

深く息を吸って吐き切るという作業を数回集中して行ってから、
 
普通の呼吸に集中してみると少しリラックスできると思います。
 
頭の中で緊張していたものを、
身体を意識することで忘れてしまうイメージです。
 
頭の中は不安なことではなく、
「すぅ～～～～」「はぁ～～～～」と想像しましょう。

 
深呼吸で脱力できる人もいるかもしれませんが、
あまり効果を実感できない人はこの方法もおすすめです。

全身にぐっと力を入れてから、
すべての力をだらんと抜いてみましょう。
 
外ではむずかしいですから、
手足をぐっと握って力を抜くでもいいと思います。
 
この時も頭の中は不安なことを考えるのではなく
「ぐ～～っ」「ぱぁ～」です。

 

今を意識する

このような深呼吸やストレッチは、

緊張でぐるぐるな過去に囚われる脳内から、
現在の身体に意識を向けることができます。

これが落ち着きを取り戻すうえで非常に重要です。

 
恐ろしい過去や未来への不安ではなく、
自分が今ここにあるということ。

 
それがわかるとほんの少し楽観できる気がしませんか？

過去は今起こっていないし、
未来は誰にもわからないのです。

 

まとめ

実際にはトラウマを克服するのはこんな簡単なことではないと思います。

記憶がある限り思い出してしまう瞬間はあります。

それとどう向き合うかが大切なのではないでしょうか。

 
…思い出さなくて済むならそうしたいんだけどね～。