2019.11.062020.05.30

• トラウマ
• メンヘラ女
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好かれると冷める蛙化現象の理由と克服法

好きだった人に告白された途端にその人を気持ち悪く感じてしまう
男性に好意を持たれることが怖い

愛されることに執着する女性もいる一方で、
好きなはずなのに嫌い、
という相反する気持ちに悩まされる女性もいます。

好き同士で付き合ったのに突然振られた
「なんか無理になっちゃった本当にごめん」なんて言われて困惑している
という男性も多いのではないでしょうか。

今回は、この一見奇妙な蛙化現象について、詳しく考えてみましょう。

 

蛙化現象とは

この蛙化現象の名前は「カエルの王様」が由来だそうです。
蛙化現象についてわかりやすくまとめた漫画がありますので、ご覧ください。

わたしこれすごく共感するんですが 他にわかる方いませんか…今まで１人を除いて全部これなんですよね… pic.twitter.com/mcZaCtM6Gc

— ☁︎ (@_____mii_2) July 19, 2018

まとめると
「好きな人に好意を向けられると嫌な感情になる」
ということです。

この蛙化現象に悩むみなさんは、どうして好きな人を気持ち悪いと思ったり、嫌いになってしまうのかすっきり理解するところまでたどり着いていないのではないでしょうか。

蛙化現象の原因として最もよく挙げられるのが”自己嫌悪”ですが、
確かに自分を好きだとは思えないけれど、だからって好いてくれた人に悪趣味だとは思わない、
という人も多いと思います。

だからこそ
「なんか無理になっちゃったの、勝手なのはわかってるけど本当にごめんなさい」
と男性を振ってしまって、そんな自分に罪悪感を抱くということもあるようです。

 

好意を向けられると気持ち悪くなってしまう理由

この蛙化現象は、興味のない人に好意を持たれることが気持ち悪いのではなく、
好きだと思ってた人にでも好意を持たれると嫌な気持ちになってしまう
というものです。

片思いしているうちは男性のことを魅力的に思えても、好意を向けられた途端に気持ち悪いと感じてしまうのはどうしてでしょうか。
その原因はひとつとも限りません。
これから５つ挙げますので、「これも、これもかな？」と考えながら見ていきましょう。

 

自己嫌悪

自分に自信がない、コンプレックスを抱いている場合、
「私みたいな女を好きになるなんてこの人どうかしてる」
「なにか企んでいるのでは？」
そんな気持ちになってしまいます。

もしくは自分を嫌いだからこそ本音ではない自分を演じることで疲れてしまうこともあるでしょう。
“本音じゃない自分”を好かれてもどうしようもない
という気持ちや、
理想で塗り固められた女のほうがいいなんてこの人もまだ未熟だな、
と感じてしまうのです。

 

性的な目で見られることへの恐怖

お付き合いをするということは性的な関係を結ぶことにもなります。
男性にそういった目で見られることを気持ち悪いと感じる人もいるでしょう。

嫌なことをされても抵抗できない、
自分が消費される対象である、
性が関わると身体がメインで心がなくなってしまう
男＞女

などのイメージから来るものかもしれません。

どれだけその男性を素敵に思ったとしても、性的な目を持つ男性を漠然と悪だと感じてしまっている以上、恐怖心はぬぐえませんよね。

 

恋愛への過度な期待

「好きなら会いに来てくれる」
「好きならわがままを聞いてくれる」
など誰しも理想の異性像や理想の恋愛について考えたことがあると思います。

その理想に相手を当てはめようとして「何かが違う」と感じることもあるでしょう。

これは理想が高いというわけではなく、自分の考える理想が常識に近いものになっているからこそ、なにか違和感を感じてしまうのではないでしょうか。

●参考記事
「好きな人にだけする行動」を信じるな

 

自分を見失うことへの恐怖

そして理想と常識に絡めて、私がもっとあるのではないかと思うのは、
女性が”理想の自分”でいようとしてしまうこと。

恋をすると冷静でいることは難しいですよね。
理想の恋愛をするために自分を偽ったり、
好かれようと本音を我慢することは必ず無理が来ます。

女性らしく振舞わなければいけない
彼好みの女性でいなければいけない
彼の要望は聞かなければいけない
男友達とは縁を切らなければいけない

ありのままの自分を受け入れてもらえることを信用できないからこそ
自分で自分に課した縛りに無意識に恐れてしまうのです。

 

トラウマ

男性そのものや、特定の年齢の男性を苦手だと感じる場合、過去に異性関係でのトラウマがあるのかもしれません。

自分ではトラウマだと感じていないものも、気づかぬうちに心のわだかまりになっていることは大いにあります。

元カレの束縛が激しかった、父がモラハラ気質だったなど
過去の異性関係を振り返ってみてつらい経験はありませんでしたか？

私自身、大きなトラウマがあるため
●参考記事
私の性的虐待のすべてをここに記します。
おじさんの気配を感じる男性に好意を向けられたり、恋愛のようなものを感じると、過去のことを思い出してしまいます。

アイドルやスナックをしていたときのお客さんは、また違った楽しみとして来て下さる方がほとんどだったので恋愛感情を向けられる恐怖を感じることはほぼありませんでしたが、
先日ちらっと目に入った福山雅治のキスシーンに恐怖を覚えました。

それは昔のことを思い出してしまったからで、
もしかすると今後福山雅治さんを見るたびにそれが思い起こされてしまうと思います。

同様にトラウマのある人が蛙化現象を起こすと、
好きなはずの男性でさえ見るたびに思い出してしまうので、嫌な気持ちになるのかもしれませんね。

 

蛙化現象の治し方

ここまで挙げた理由を見て「私にはこれが当てはまるかも」と感じた人もいるでしょうし、
実際には複数が重なって蛙化現象を起こしていることも大いにあります。

だからなんとなく腑に落ちない感じがする人もいるかもしれませんが、
自分では気づかないうちに何かが自分を縛り付けていることはよくあるのですよ。

ではどうやってその恐怖心や気持ち悪い感じを対処していけばいいのでしょう。

 

自分を好きになる

たとえば自分の顔を好きになれない人は、どれだけメイクをがんばっても「鼻も目も顎もブス」などと自分を否定する考えが根付いています。
そうするといつまでたっても自分を好きになることは難しいですよね。

でも自分をポジティブに見てくれるもうひとりの自分を作ってみるとどうでしょう。
「肌が白い」
「スタイルがいい」
「優しい心を持っている」
意識的に自分の良いところを挙げてみましょう。

私は今現在、恋愛アドバイザーとして仕事をする傍らアルバイトをしながら食いつないでいる状況ですが、
それを私自身が「無職の怠け者」と捉えるか「信念が正しいと信じて自分にしかできない仕事をしている」と捉えるか、
その違いだけで自分を好きになることができるのです。

もしかするとあなたが蛙化現象を起こしたとき、心の中の人間が
「そんなんだからまともに恋愛できないんだ」
「お前のせいで相手を傷つけた」
などと言ってくることもあるでしょう。

でも、私はがんばってない人なんていないと思うんです。
不快な感じがしても好きになろうとがんばったり、克服しようとこの記事を読んでいる、
それこそが素晴らしいことだと思いませんか？
それを意識すると、気持ちに変化があるはずですよ。

 

自分が選び扱うという認識を持つ

性的な対象となることが怖いと感じている場合、こう考えてみてはいかがでしょうか。

あなたは必ずしも扱われる対象でも選ばれる対象でもなくて、扱う選ぶ立場であること。

好意を向けられた途端に嫌な気持ちになると
「せっかく両思いになれたのに」
「好きになってくれたのに申し訳ない」
と混乱するかもしれませんが、

男性に好意を向けられる前はもっとシンプルに、
「もっと一緒にいたい」
「この人と楽しい時間を過ごしたい」
と思いませんでしたか？

その考え方でいきましょう。
実際に拒否したいかどうかは別として、
「”私が”あなたと一緒にいたいと思っていた」
「だから私が嫌だと思えば拒否してもいい」
大げさに言えば

てめーが私をどうハレンチしたいかなんて関係ねえ、私がしたいことをするだけだ、

という感じです。

自分が選ばれた立場であることを意識してしまうと、選んでくれたのだから拒否できないという感じがあるかもしれませんが、
あなたが選ばれただけでなく、あなたも選んでいるのです。
あなたも扱う立場なのです。

自分が選ぶ立場のだから嫌なら拒否してもいい、
と考えると少し強くなれた感じがしませんか？

そして自分が選ばれるだけの人間ではないと認識すると、彼に好かれようと自分を偽ったり無理に理想の女性でいようとすることもなくなります。
だって私が選ぶんだもん。

今は男性に少し過敏になっているので、好意を向けられただけで怖いとか気持ち悪いとか感じてしまうかもしれませんが、心が拒否するものを我慢する必要はありません。
その過敏になってしまった心を対処する方法が次です。

 

相手を個として認識する

蛙化現象の理由として挙げた

・性的なものへの恐れ
・恋愛への過度な期待
・義務への恐怖
・トラウマ

この４つを対処する方法として
相手を個として認識することがおすすめです。

●参考記事
マッチングアプリでの出会いの注意点２つと人を見極める方法

こちらの記事でもお伝えしたように、
マッチングアプリだろうが職場だろうが街コンだろうが
どんな場所にもいい人も悪い人もいます。

男性全員が女性を消費する悪人ではありませんし、逆に男性全員があなたの理想を叶えてくれるほど出来上がった人間ではないのです。

それに、いい人が１００％いい人でもなければ、悪い人も１００％悪い人ではありませんよね。
あなたもそうです、いい部分も悪い部分もある。

男性そのものや束縛されることを怖いと思っても、
「この人のいい部分はどこだろう」
「この人は本当にソクバッキーなのかな？」
と思ってみたり、

彼があなたの理想とする行動をしてくれなくても、
「でも彼はこんなところが素敵なんだよなあ」と思ってみたり。

その人自身を見ることを意識しましょう。
もちろん、そのいい部分を帳消しにするほどの悪い部分が見えたのなら無理は禁物ですよ。

 

トラウマからは無理やり目をそらせ

ふとした瞬間に、過去の嫌な男性のことを思い出してしまうとき、
まずは自分がトラウマを思い出していることを認識することが大切です。

そして意識を過去から今に持ってくること。

いま目の前にいるのは嫌な男性ではなく、あなたが選んだ男性。

そして未来のことを不安に思うこともあるかもしれません。
この人もあのときと同じように自分を傷つけるかもしれないと思ったときにも今を意識することです。

「んなことわかんねえから今を生きようぜ！」
と頭の中にあの海賊のルフィーとかドラゴンボールの奴とかを飼いましょう。

トラウマを思い出してしまうのは無意識のすることですから、まずはそれを考えてしまう時間を減らせばいいのです。
あなたがフラッシュバックしない環境に身を置いたり、テレビや映画見たりして何か他のことに集中してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

いかがでしたか。
今回は女性目線で蛙化現象についてお話しました。

なんか嫌な感じ、をもう少し具体的に自問自答すると、より自分の心が明確になって対処法もわかってくるはずですよ。
次回は蛙化現象を持つ彼女への対応について一緒に学んでいきましょう。