なぜ女は急に怒り始めるのか~理由編~

穏やかに見えていた彼女が急に怒り始めるなんてお悩みはありますか?

それも過去のことを引き合いに出して延々と怒っていて手が出せない、
何も言わなければ
「なにか言うことはないワケ!?」

言ったら言ったで
「言い訳なんか聞きたくない」

じゃあどうしたらいいか聞けば
「なにもわかってない!」

…ハァ????

という表情の皆さんが想像できますが、
そう思っていただいて当たり前だと思います…。

急に怒りだす女性はどうしてそんなにもいきなりで
関係のないことまで言い始めるのでしょうか。

 

目次

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女が怒り始めるまでのプロセス

怒り始めた女性はこれまでの不満もすべて垂れ流し状態です。
冷静さの欠片もありません。

じゃあ不満は逐一言ってもらえれば
こんなに大ごとにはならないのではないかとお考えの方、名案です。

しかしそれをしたくてもできないのが女性。
その理由を解説したいと思います。

不満が生まれる

不満は誰しもあるかと思います。
それはもちろん男性が彼女に対して思うことがあるように、
彼女もあなたに対しての「それってどうなん?」があります。

女性にとって不満の基準は自分の快ー不快です。

つまり自分が「不快だ!」と思うことがあれば
それは自分にとって悪な言動とみなすわけです。

そしてそれをしてくる相手(あなた)のことも悪とみなします。
そこに社会性や客観的な視点は一切関係ありません。

だから頼んでもいない掃除をするし、
掃除の邪魔をしたり手伝いをしないあなたに文句を言うのです。

綺麗であることが快で
汚い部屋は不快だから。

たとえば毎日彼氏と電話を30分したい彼女にとって、
電話に出てくれないとか、
たった30分を自分のために割いてくれないとか、

それは不安という立派な不快感なんですよね。

だからそういう女性にとっては
毎日電話をしてくれる男性のことを正義と思いますし、
1日でもそれを守らない相手のことは悪になってしまうんですね。

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伝えてみる

驚きかもしれませんが、
そういった不満は彼女たちもチマチマと伝えています。

それも男性が気付かなくて当たり前なほど遠回しに。

たとえば先ほどの電話の例でいえば、
ある日飲み会で電話に出られなかったとき
不満をもった彼女はどう伝えるのか。

「昨日どうしたの?」
です。

察しのいい方や、過去に電話に出られなくて喧嘩になったことのある方なら気づくかもしれませんが、
彼女が不快に思っているともさらさら気づいていない男性にとっては
「昨日どうしたの?」と聞かれれば
「飲み会だったんだ」と答えるでしょう。

その後彼女がどう答えるかといえば
「私さびしかったんだけど…」なんて言いません。

「楽しかった?」
です。

女の私でもこれを書きながら客観的に見ると女の言っている意味がわかりませんが、
女友達との会話ではごく当たり前にこういった嫌味は通じるものなのです。

実際、自分のスケジュール管理が悪く約束を破る形になった女友達に
「昨日どうしたの?」
「楽しかった?」
となどと聞かれれば震えあがります。

おぉ女ってこわっ…

不満以外にもあなたにお願いしたいことをこれでもかというほど遠回しに伝えています。

蛍光灯が切れかかっていれば
「蛍光灯限界かな~」
ショッピングモールでデート中
「あそこのお店かわいいね」

変えてくれとも行きたいとも言わないんですよね。

これってもはや女社会では当たり前になっているからこそ
身についてしまった癖に過ぎないんですよ。
彼女たちも完全に無意識なんです。

あなたが想像している50倍は彼女は要望を伝えていると思っていたほうがいいです。
でもこんなに遠回しな言い方じゃあ、それに気づけなくて当たり前なんですよ。

そして気付かないままスルーした結果、
また彼女たちに不満が溜まっていくのです。

見ないふりをする

じゃあせめてその都度
「蛍光灯変えてって意味なんだけど!」
「あそこ行きたかったんだけど!」

とでも言ってくれればまだわかるというのに、
それを何か月も過ぎた後に言い始めるのはなぜなのでしょうか。

それは見ないふりをしてしまうからなんですね。
●参考記事
なぜその場で言わない?不満をため込む彼女の対処法

不満が溜まっている状態の女性は
まさか自分にあなたへの不満があるとは思っていません。

だって私はあなたのことを大好きだし、
楽しい思い出がたくさんあるから。

それを思い出せば思い出すほど楽しくなるし、
不思議なことにより楽しい思い出に改変されていくんですね。

だから1日電話に出てくれないくらいでは
不安な気持ちがあっても、

でも好きだから大丈夫、
でもこれまで毎日電話してたんだから大丈夫、
でも付き合ってるから大丈夫、
でも音信不通じゃないから大丈夫、

と自分に不安にならない言い訳をしまくっているので、
穏やかな表情と声で「楽しかった?」と聞いてくるんですね。

でも不満はなくならないんです。

それに楽しい思い出が思い出すほどより楽しく改変されるように、
悪い思い出も思い出すほどより悪く改変されていきます。

でもでもと言い訳をして楽しい思い出が増える一方で、
言い訳をするたびに不安な気持ちだって呼び起こされています。

「この間電話に出てくれなかった」

「この人はこっちからかけなきゃ電話に出てくれない人」

「私への愛がない人」

と飛躍しまくって悪く悪く改変されていくんですね。
そしてその不安を思い出すたびに大きく膨らんでいきます。

でもその作業も完全に無意識でやっていることで、
そうやって不満が積もり続けているとは本人も思ってもいないんですよ。

見ないふりをすると言っても
でもでもと言い訳する自分にさえ気づいていません。

当たり前にちょっとのいい思い出を膨らませて、
悪い思い出を見ないふりをするんです。

余談ですが、
だからダメ男はモテ続けるんですよ。
●参考記事
ダメ男を好きになる女の心理4選

爆発する

いくら見なかったことにしようが、
たまり続けた不満はいずれあふれ出します。

たとえるならししおどしです。
それがカタンと倒れるきっかけは本当に些細なことなんですよ。

「朝になったらカーテンを開ける!
頼んだよねえ!?常識でしょ!」
「床にモノ置きっぱなしにしないで!
片付けるのいっつも私なんだけど!?」

いや頼んでねーよ
なんですよね…。

そういったことでこれまでのすべての不満があふれかえってしまうんですね。
そしてあふれかえるのは彼女にとってより悪く悪く印象付けられた過去の記憶です。
だからあんなにも取り乱して怒ってしまうのですね。

 

怒れる女の脳内

一度怒り始めた女性が過去のことまで引き合いに出してひたすら怒り続けるのは、
”不快”の感情ですべてがまとめられているからです。

「あの時これが嫌だった」をそれぞれ小鉢に分けて、

この気持ちは客観的にはどうなのだろう、
一般的にはどうなのだろう、
もしかすると自分が悪いのかもしれない、
いや彼の言動はやっぱりいいものとは言えない、
話し合わなくては、

などと冷静に分析でいていれば感情的にはならないでしょう。

ですが不快が悪である女性にとって、
周りが何と言おうが自分を不快にさせた相手は絶対的に悪です。
だから”不快”カテゴリーにたまっていきます。

なのに、なのにですよ。
恋をして偏差値が3になった女性は
不快を感じた自分をごまかしてみないふりしてしまうんです。

結果”不快”カテゴリーがあふれ出して、
これまでの不快をすべて思い出してしまうんですね。

それは男性にとって
今全く関係のないようなことに思えたり、
「記憶にごじゃりません」案件かもしれません。

でもそれは
彼女たちが「不快だ!」と感じたことのすべてなのです。

 

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まとめ

いかがでしたか。

今回は女性が怒るプロセスを説明しました。

最後に念を押してお伝えしておかなければいけないのは、
これらすべてが無意識で行われているということです。

そもそも怒り始めるまで不快だとさえ感じていませんし、
自分の要望があまりにも遠回しなことにも気づいていません。

じゃあどうしたら怒れる彼女と上手に付き合えるかは、
また次回お話したいと思います。



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